「の、つづき。」終わり。の、つづき。
だいぶ日が空いてしましましたが。
neo garage kid. Performance vol.12 「の、つづき。」 無事に終演致しました。
ご来場頂きました皆さま。
お手伝い頂きました皆さま。
お心を寄せ、応援して下さった皆様。
そして俳優陣、スタッフ陣。
本当に、本当にありがとうございました。
俳優陣は、お互いにほぼ初対面のメンバーばかり。
キャリアもバックボーンも違う中、普通の芝居とは少し違うアプローチでの作品創り。
きっと、それぞれにいろいろな想いや苦労があっただろうと思います。
でも、最後の最後まで愛を持って作品に向き合ってくれました。
静かに戦うその姿は、まるで職人のようでした。笑。
本当にステキな人たちです。
今後も、皆それぞれの場で活動していくと思います。
皆さまどうぞ応援宜しくお願い致します。
主宰としては。
改めて、ngkの周りにはたくさんの人がいてくださっていること、そしてその人たちがみな、いつでも真摯に愛を持って向き合ってくれているのだということを感じさせて頂いた公演となりました。
信頼できる人たち、誠実で正直な人たち。そして、なにより愛ある人たち。
それは、他の何にも変えられないものだし、私にとっては、最高の財産です。
本当にありがとうございました。
そして、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
ngk前回公演は即興メインでしたので、通常の台本芝居は、ほぼ6年ぶりとなりました。
その前の公演は、2011年3月。
様々な想いから、こっそりと「ngk最後の公演」というつもりで作り始めた作品でした。
ごく一部のメンバーには伝えてありましたが、基本的にはいつもと変わらない芝居作りの時間でした。
でも、作品に取り掛かり初めてから、依頼していた音響さんが亡くなり、同時期に芝居仲間が少し前に亡くなっていたことを知り、慌ただしい中で、もうそこにいない人を想う時間が多かったような気がします。
小さい頃に母を亡くしてから、人はいつかいなくなるものだと思いながら生きてきていますが、
それほど長い人生でもない割に、何故か見送る側になることがとても多くて。 ずっとずっと年上の方であれば、まだ納得しようとも想えるのですけれど、だいたいがそういうわけでもないので、そのたびに、また私に黒い服を着させるのか!と腹を立てるのです。
(だから、私の周りの人たちには「私よりも、一日でも長生きせよ」と言い続けています。私の最大のワガママとして。)
そんなことがあって。
舞台の幕が開いた後も、ずーっと様々な想いが巡っていました。
その時も、たくさんの友人知人に助けられ。「またやってね」と言ってくださったお客様に助けられ。
もう少し続けてもいいのかもしれないなと、心が定まったのは千秋楽の後でした。
そして、無事に公演が終わり。
公演の収支を報告する清算会を予定していたのが、3月12日。
なんだかんだ考えた結果、ネオンが消えて、薄暗い新宿駅でみんなと会いました。
そこに人がいる、ということにとても安心したことを思い出します。
そこからなんだかんだで6年が経っていました。
自分のぼんやり具合には驚きを隠せませんが、こうして再び作品を創ることができたのは本当に幸福だったなと思います。
年齢を重ねたことで、いろいろなことを考えるようになって、「この先」を見る機会も時間も増えてきましたが。
誰かを見送るときも、誰かに見送られるときも、その人がその人たちが笑っていられればいいなと思うのです。
今回の作品は、そういう意味で、私にとっての愛のお話でした。
僕と私と、あなたのお話。
ご来場頂いた皆さま、今回の作品に関わってくださったすべての方、
そして、私の周りにいてくれる、たくさんの愛おしい人たちに最大の感謝を込めて。
本当にありがとうございました。
また、近いうちにお会い致しましょう。
うっかり数年経ってしまわぬうちに。